籠原の家
埼玉県熊谷市 延べ床面積121u 1980年築木造2階 リノベーション 夫婦+子供2人 竣工2008年
現在と過去を楽しみながら住む家 −1980年築の家を味わいながら楽しく暮らすー

1980年築の木造2階建て住宅を購入した建て主。
子供たちの思い出に残るような家にしたい!という要望を踏まえて設計がスタートしました。
この家の存在を消すことなく住み継ぐという考え方で双方の意見は一致しました。
今どきの新築したように見せるのではなく、この家との出会いを大切にし、当初の痕跡を消さないで住み継ぐこと。
例えばそれは、柱一つ一つに残された欠き込みの跡や、当時の大工さんが付けた墨の線や文字などをいじらずにそっと残すこと。
薪ストーブを置く土間の確保のために約1坪を増築。
必要最小限の増築で、多目的に楽しめることが出来る場所をもう一つ増やした。
玄関とホールは土間に変化し、暗い中廊下はリビングの中に取り込んだ。
下屋部分の天井は撤去し屋根なりの勾配天井に変化させ、空間をより一層豊かにした。
古い天井裏からは当時の大工さんの手仕事の跡が見えてくる。
壁を撤去して残った柱には壁があったことを印す跡がある。
これらはすべてこの家の証。
それを見ながら生活するのもいいじゃないか。
隠す必要なんてない。
そんな思いを籠めて出来上がったのが「籠原の家」。
<Before>
<After>